清濁併呑/その5
ケイコ
さあ、ここであらん限りだ…
「もし、みんながまとまるってことで納得してくれて、さらに同意が得られるんなら、静美にも会って私の思いを伝えてくる。おそらく、静美達は麻衣にカムバックの意思がないことを、麻衣本人から告げられてると思うんだ。だからさ…」
「おけい‥、アンタの思い、すべてわかった。さえ、私はこの際、まとまる方向で同意するよ。ルミはどうだ?」
アカネが反応してくれた…
「私も南玉を潰したくない。なら、感情的なもんはひとまずってことで、一本化しかないよ。うん、同意だ」
ルミ…、あんたも
「よし、理沙はどうなんだ?」
「私も南玉を愛しています。まとまります。それでお願いします」
涙顔で新入の理沙まで…
...
アカネは一呼吸おいて、隣に座っているさえに顔を向けた
「…さえ、アンタには、去年の代継ぎお披露目だった総集会の件があるからね…。そうそう、すっきりとは割り切れないと思うけど…」
やはり、”ここ”は避けて通れないか…
私は”その場”にはいなかったが、荒子さんが代を継いだ総集会では、ドッグスの静美にケンカを売られ、集会後のテント内で、荒子新総長から喧嘩両成敗の鉄拳制裁を喰らったそうだ
平手ではなく、もろ拳の文字通り、思いっきりの顔面パンチだったという
その時、上層部からきつく止められていたケンカを故意に仕掛けてきた一方の静美は、荒子さんの鉄拳を逃れた
亜咲さんからドッグスのトップを継いだばかりの麻衣が、責任をかぶって静美の身代わりを申し出たからだ
さえからしてみれば、喧嘩両成敗は成立していない訳だよね
...
その後の再編で、各校を統括する私の側のさえ、そして、走りの部隊を仕切る麻衣サイドの静美という色分けになった
そういうことで、必然的に対立関係、冷戦状態はずっと続いてた…
当然、感情的なしこりが根強く残っていたのは、想像に難くないよ
ケイコ
さあ、ここであらん限りだ…
「もし、みんながまとまるってことで納得してくれて、さらに同意が得られるんなら、静美にも会って私の思いを伝えてくる。おそらく、静美達は麻衣にカムバックの意思がないことを、麻衣本人から告げられてると思うんだ。だからさ…」
「おけい‥、アンタの思い、すべてわかった。さえ、私はこの際、まとまる方向で同意するよ。ルミはどうだ?」
アカネが反応してくれた…
「私も南玉を潰したくない。なら、感情的なもんはひとまずってことで、一本化しかないよ。うん、同意だ」
ルミ…、あんたも
「よし、理沙はどうなんだ?」
「私も南玉を愛しています。まとまります。それでお願いします」
涙顔で新入の理沙まで…
...
アカネは一呼吸おいて、隣に座っているさえに顔を向けた
「…さえ、アンタには、去年の代継ぎお披露目だった総集会の件があるからね…。そうそう、すっきりとは割り切れないと思うけど…」
やはり、”ここ”は避けて通れないか…
私は”その場”にはいなかったが、荒子さんが代を継いだ総集会では、ドッグスの静美にケンカを売られ、集会後のテント内で、荒子新総長から喧嘩両成敗の鉄拳制裁を喰らったそうだ
平手ではなく、もろ拳の文字通り、思いっきりの顔面パンチだったという
その時、上層部からきつく止められていたケンカを故意に仕掛けてきた一方の静美は、荒子さんの鉄拳を逃れた
亜咲さんからドッグスのトップを継いだばかりの麻衣が、責任をかぶって静美の身代わりを申し出たからだ
さえからしてみれば、喧嘩両成敗は成立していない訳だよね
...
その後の再編で、各校を統括する私の側のさえ、そして、走りの部隊を仕切る麻衣サイドの静美という色分けになった
そういうことで、必然的に対立関係、冷戦状態はずっと続いてた…
当然、感情的なしこりが根強く残っていたのは、想像に難くないよ



