清濁併呑/その4
ケイコ
「それから、もう一つ…。麻衣はもう南玉には戻らない。私が去った時点で、南玉を統一する気は全くなくなった。アイツから直接聞いたんだから、これも事実さ。理由は簡単だよ。南玉内での麻衣は、私とやり合うことを目的としていたんだからね」
ここでの私は、徹底して”事実”を強調していた
「聞いてると思うけど、この夏、南玉を出た後も、奴は私にからんできたよ。今の彼を巻き込んで。その結果、絶縁状態ってのも本当のところなんだけど、これは完全に私たち個人間の問題になる。南玉メンバーのアンタ達が、麻衣に私への謝罪を要求するってのは筋が違うんだ。さっき言ったことも含めて…」
「…」
「最後に、これは事実とは言い切れないけど、私の確信を聞いてほしい。麻衣は、南玉を排赤勢力に汚されることを、決して望んでいない。今まで好き放題、散々かき回してきたけ張本人だけど、それでも南玉連合をアイツは愛してるよ」
これには4人とも、心の中で首をかしげてる表情をしてるのがわかった
「…今も南玉の枠外で、排赤勢力から紅子さんの築いた”精神”を守るために、自分のできるアクションは起こしてると思う。麻衣とは殺し合い一歩手前まで、一対一で戦った私だ。麻衣の心の深いところは、私が一番よく知ってる。その自負があるからさ…」
「おけい…」
「以上だよ。最初に言った通り、私は自分の私的な事情で南玉を一抜けした人間だ。後をおっかぶしたアンタ達に、ここでああしろこうしろって言える立場じゃない。ただ、お願いはしたい。赤塗りの象徴である南玉連合を守ってほしい…。それには、みんなが一丸となってくれなきゃ…」
「横田先輩…」
後輩の理沙はすでに涙を浮かべていた…
ケイコ
「それから、もう一つ…。麻衣はもう南玉には戻らない。私が去った時点で、南玉を統一する気は全くなくなった。アイツから直接聞いたんだから、これも事実さ。理由は簡単だよ。南玉内での麻衣は、私とやり合うことを目的としていたんだからね」
ここでの私は、徹底して”事実”を強調していた
「聞いてると思うけど、この夏、南玉を出た後も、奴は私にからんできたよ。今の彼を巻き込んで。その結果、絶縁状態ってのも本当のところなんだけど、これは完全に私たち個人間の問題になる。南玉メンバーのアンタ達が、麻衣に私への謝罪を要求するってのは筋が違うんだ。さっき言ったことも含めて…」
「…」
「最後に、これは事実とは言い切れないけど、私の確信を聞いてほしい。麻衣は、南玉を排赤勢力に汚されることを、決して望んでいない。今まで好き放題、散々かき回してきたけ張本人だけど、それでも南玉連合をアイツは愛してるよ」
これには4人とも、心の中で首をかしげてる表情をしてるのがわかった
「…今も南玉の枠外で、排赤勢力から紅子さんの築いた”精神”を守るために、自分のできるアクションは起こしてると思う。麻衣とは殺し合い一歩手前まで、一対一で戦った私だ。麻衣の心の深いところは、私が一番よく知ってる。その自負があるからさ…」
「おけい…」
「以上だよ。最初に言った通り、私は自分の私的な事情で南玉を一抜けした人間だ。後をおっかぶしたアンタ達に、ここでああしろこうしろって言える立場じゃない。ただ、お願いはしたい。赤塗りの象徴である南玉連合を守ってほしい…。それには、みんなが一丸となってくれなきゃ…」
「横田先輩…」
後輩の理沙はすでに涙を浮かべていた…



