ディナーのお店も、樹くんが予約してくれていた。
昼間のホテルよりもさらにグレードの高い、ラグジュアリーホテルの最上階。
そこにあるフレンチレストランは、三年連続三つ星を獲得しているという人気店で、私も名前だけはよく知っていた。
大きな窓の向こうには、ライトアップした東京タワーが見える。
立ち並ぶビルのまばゆい灯りに囲まれたそれは、美しい夜景の中心でひときわ存在感を放っていた。
「こんなに高級なところ……私、場違いじゃない?」
今日の服装は、シアー感のあるフレア袖のトップスに、花の刺繍があしらわれたチュール生地のスカート。どちらも明るいブルーグレーで、夏らしさを意識した。
ただ、長時間歩くことを想定していたため、パンプスは五センチ程度のもの。
ドレスコードに引っかかることもないだろうけれど、それ以前に場違いな気がして仕方がなかった。
「今日の芽衣はいつも以上に綺麗だし、誰も場違いだなんて思わないよ」
「っ……」
さらりと褒められて、思わずどぎまぎしてしまう。
「その服、似合ってる。もしかして今日のために買った?」
しかも、新しい服だということにも気づいてくれていた彼に驚いた。
昼間のホテルよりもさらにグレードの高い、ラグジュアリーホテルの最上階。
そこにあるフレンチレストランは、三年連続三つ星を獲得しているという人気店で、私も名前だけはよく知っていた。
大きな窓の向こうには、ライトアップした東京タワーが見える。
立ち並ぶビルのまばゆい灯りに囲まれたそれは、美しい夜景の中心でひときわ存在感を放っていた。
「こんなに高級なところ……私、場違いじゃない?」
今日の服装は、シアー感のあるフレア袖のトップスに、花の刺繍があしらわれたチュール生地のスカート。どちらも明るいブルーグレーで、夏らしさを意識した。
ただ、長時間歩くことを想定していたため、パンプスは五センチ程度のもの。
ドレスコードに引っかかることもないだろうけれど、それ以前に場違いな気がして仕方がなかった。
「今日の芽衣はいつも以上に綺麗だし、誰も場違いだなんて思わないよ」
「っ……」
さらりと褒められて、思わずどぎまぎしてしまう。
「その服、似合ってる。もしかして今日のために買った?」
しかも、新しい服だということにも気づいてくれていた彼に驚いた。



