あのあと、私たちは我に返ったように離れた。
ただ、多くの人に注目されていたのは明白だ。その中にはCAはもちろん、馬場園さんの姿もあった。
私と目が合った彼女は、私たちから目を逸らすように立ち去ったように見えた。
そして、一緒に帰宅した私たちは、帰路ではお互いに口数が少なかった。
樹くんも私も、家に着くのを待つように核心には触れなかった。
帰宅早々、ソファで肩を並べると、彼が先に切り出した。
「芽衣に謝らないといけないことがあるんだ」
「謝らないといけないこと?」
真剣な面持ちの樹くんが、私を真っ直ぐ見つめる。私も彼の瞳を見つめ返した。
「俺は、ずっと前から芽衣のことが好きだった」
「えっと……ずっと前って……?」
「あの夜よりもずっと前だよ」
「えっ?」
「最初に意識したのは、真衣の結婚式のときだった。それまでフォーマルな芽衣を見たのは成人式の写真くらいだったから、あまりに綺麗で驚いたんだ」
樹くんが懐かしげに目を細め、少しだけ気まずそうに微笑を零した。
ただ、多くの人に注目されていたのは明白だ。その中にはCAはもちろん、馬場園さんの姿もあった。
私と目が合った彼女は、私たちから目を逸らすように立ち去ったように見えた。
そして、一緒に帰宅した私たちは、帰路ではお互いに口数が少なかった。
樹くんも私も、家に着くのを待つように核心には触れなかった。
帰宅早々、ソファで肩を並べると、彼が先に切り出した。
「芽衣に謝らないといけないことがあるんだ」
「謝らないといけないこと?」
真剣な面持ちの樹くんが、私を真っ直ぐ見つめる。私も彼の瞳を見つめ返した。
「俺は、ずっと前から芽衣のことが好きだった」
「えっと……ずっと前って……?」
「あの夜よりもずっと前だよ」
「えっ?」
「最初に意識したのは、真衣の結婚式のときだった。それまでフォーマルな芽衣を見たのは成人式の写真くらいだったから、あまりに綺麗で驚いたんだ」
樹くんが懐かしげに目を細め、少しだけ気まずそうに微笑を零した。



