その日の夜、いつものように眠りにつく。

いつもと違うのは、夢を見たことだった。

「紗奈…紗奈!」

誰の声だろう。

「_____みたいにならないで…生きて!」

なにいってるの、私は遊と、赤ちゃんと幸せに生きるよ。

「だめ__奈、紗奈!!」

色々な言葉が蘇ってくる。

「あなたは天気の少女なのよ。」

「この事実を知られてはダメ。」

「紗奈、落ち着いて聞いてね。」

「ごめんね、紗奈。」

「大好きよ、紗奈。」

私、この声知ってる。大好きな声。大好きな人の声。

「…結婚したら、またこのDVDをみなさい。」

お母さん…!