「どうしてまだ私に愛されてるなんて思うの?」
「俺が真白の気持ちをわからないと思うか?」
そんな私に、旺志さんが真っ直ぐな双眸を向けてくる。
いつだって意志が強くて揺るがないその瞳は、私の弱い部分を突き刺すようにして私をたじろがせた。
直後にスーツのポケットから小さな箱を取り出した彼が、私に向けて箱を開ける。
中に入っていた大きなダイヤモンドが輝く指輪に目を見開いた直後、旺志さんは再び私の左手を取り、薬指にそれをはめた。
「再会したとき、真白が俺のもとに戻ってこないのなら、あのままふたりで雪に埋もれて死んでもいいと思ったんだ……」
あの雪の日、私を抱きしめた旺志さんが言葉に詰まった理由を知る。
「真白が手に入らないなら、俺はもうなにもいらない」
そこに秘められていた想いは、私が思うよりもずっと大きかったのかもしれない。
「もう俺から逃げるな。俺から真白を奪う奴は、たとえ真白自身であろうとも許さない」
懇願にも似た声音が、私の鼓膜に届く。
「俺が真白を諦めるときは、きっと俺が死んだときだ」
手を振り払わなければいけないと思うのに、体が思うように動かなかった。
震える唇を噛みしめようとしたとき、一瞬早く胸の奥底から込み上げてきた熱が瞳を濡らし、一筋の涙が零れ落ちた。
「俺が真白の気持ちをわからないと思うか?」
そんな私に、旺志さんが真っ直ぐな双眸を向けてくる。
いつだって意志が強くて揺るがないその瞳は、私の弱い部分を突き刺すようにして私をたじろがせた。
直後にスーツのポケットから小さな箱を取り出した彼が、私に向けて箱を開ける。
中に入っていた大きなダイヤモンドが輝く指輪に目を見開いた直後、旺志さんは再び私の左手を取り、薬指にそれをはめた。
「再会したとき、真白が俺のもとに戻ってこないのなら、あのままふたりで雪に埋もれて死んでもいいと思ったんだ……」
あの雪の日、私を抱きしめた旺志さんが言葉に詰まった理由を知る。
「真白が手に入らないなら、俺はもうなにもいらない」
そこに秘められていた想いは、私が思うよりもずっと大きかったのかもしれない。
「もう俺から逃げるな。俺から真白を奪う奴は、たとえ真白自身であろうとも許さない」
懇願にも似た声音が、私の鼓膜に届く。
「俺が真白を諦めるときは、きっと俺が死んだときだ」
手を振り払わなければいけないと思うのに、体が思うように動かなかった。
震える唇を噛みしめようとしたとき、一瞬早く胸の奥底から込み上げてきた熱が瞳を濡らし、一筋の涙が零れ落ちた。



