その時、ナイスタイミングで救世主が現れたんです。
確かに私の瞳には、金髪碧眼の救い人に見えたんだ。
おっとり笑顔を浮かべた彼は
「フフフ。二人とも、プリンセスを困らせないの」
金色の髪を柔らかく揺らしながら、パクリ。
「おいしい~。こっちも、いただいちゃうね~」
色っぽい声を躍らせながら、チョコムースをペロリ。
「デリシャス~」と唸りながら、落ちそうなほっぺを両手で包んでニン二マ二マ。
総長様と環くんはというと、目が点に。
空になったスプーンがグラつかないほど、カチコチな彫刻のように固まってしまいましたが……
それもそのはず。
二人が私に食べさせようとしてくれていたムースは、金髪王子様の胃袋に収まってしまったのだから。



