ちゃんと否定をしたい。
でも、言葉にするのは怖い。
肩をブルブル震わせながら、私は顔を左右にブンブンブン。
「違うわけ? じゃあ、これでもつけてろ」
総長様の声色が、急に柔らかくなった。
ワイルドなのに甘い声を奏でたと思ったら、胸元から赤いボールペンを取り出しニヤリ。
ももも……もしや……
尖ったボールペンの先を、私の喉に突き刺してくるのでは?
目の前でニヤつく総長様が、私を地獄に連れ去る死神に見えてしまう。
やっ、やめてください。
何でもしますから。
『お昼休みは毎日、購買まで走ってパンを買ってこい』って命令されても、従いますから。
どうか命だけは……



