「お風呂あがりじゃないんだよ! バスタオルで濡れた髪を拭くみたいに、俺のモフモフで髪をゴシゴシって! ほんとやめて!」
「これでこのひざ掛けは、俺様の匂いになった」
満足そうに目を細め、白い歯を光らせた総長様は
「スイートワイルドストロベリーの香り。うん、悪くない」
と、ひざ掛けの匂いを嗅いでニヤついている。
「俺の大事なモフモフに、なんてことしてくれちゃったわけ?!」
美少女顔のうるツヤほっぺに、空気をめいっぱい詰め込んだ環くんは
「返して!」
総長を睨みつけながらひざ掛けを奪い、モフモフに顔をうずめると
「いやだぁぁぁぁー。花園さんの匂いが、消えちゃってるー」
目に涙を浮かべ、床にしゃがみこんでしまいました。



