「痛ったぁ。おでこが机に、ガンってなったじゃん」
「よかったな、秒で目覚めて」
「総長、モフモフ返して!」
「嫌だ!」
「その甘い匂いがないと、俺は眠れないんだからー」
「ふ~ん。じゃあ、こうしてやる」
「総長、消臭スプレーなんか持って何する気? って、どこから出てきたの?」
「窓枠に引っ掛けてあった」
「うわっ、やめてよ。ひざ掛けにスプレーしないで。俺の大好きな匂いが、消えちゃう」
「でもって」
「まだ何か企んでる? ちょ、ちょっと。総長、何してるの? 頭にモフモフ掛けて。 意味わかんない!」
「俺のヘアワックスの匂い、しみこませてやろーと思って。ふわふわな毛の一本一本に、念入りにさ」



