今、私の中にあるこの想い。
会場にいるみんなに伝えたい。
台本なんてない。
説明下手な私のことだもん。
うまく言葉にできる自信はないけれど。
勇気を出して、一歩踏み出してみよう。
環くんに続き、ステージの階段をのぼる。
ステージの上では、とばり君、直月君が妹を愛でるお兄ちゃんみたいなニコニコ笑顔で迎えてくれた。
私の前までゆったりと歩いてきた総長様は
「俺のものっていう印、ちゃんとつけておけって言っといただろーが」
笑いながら私の頭をポンポンポン。
私の長い前髪を斜めに編みこむと、ドクロのヘアピンでとめてくれた。
「さぁ、行って来い」
総長様のゴツゴツした手で背中を押され、私はステージの中央へ進む。



