野いちご学園 逆ハーアイドル寮


「……教え……ようか?」


「それって、花園さんのお家の場所?」


「えっ?」


「花園さんのお部屋にあがって、花園さんの匂いがするものを俺にプレゼントしてくれるの?」



ひぃあ!

なぜそんな解釈になったの?

そういうことじゃなくて!



「柔軟剤の名前……私のお家で使ってる……」



洗濯するときに同じ柔軟剤を使えば、私の物なんて必要ないと思うよ。



「ねぇ。もう一回、かがせて」




ひゃっ!




……不意打ち


……無理だってば。