男性に免疫なんて、ほとんどない私。
動揺を隠しきることができない。
アライグマが高速で顔を洗っているかのごとく、長い前髪と胸まで伸びる横髪を顔面の前にカサカサかき集めてしまう。
よくわからない恥ずかしさがこみあげてきて、まぶたを強めに閉じちゃいました。
ただいま、視界が真っ暗です。
「もしかして前園さんって……」
……意外。
私の名前、知ってるんだ。
「襲うつもりだったの? 俺のこと」
……
……
えっ?
今なにか、とんでもない勘違いが聞こえてきたような……
私が環くんを、襲う?
「ちっちち、違います!」
誤解です!
私はただ……
「膝掛けを……」
「フフフ。前園さんってテンパると、顔を洗うアライグマみたいになっちゃうんだね」
ひゃぁぁぁぁ/// /// /// ///



