リオン達の乗る船エターナル号は
次の街へと向かう。

「次は・・・アルディエヌか」

大きな地図を広げてシュウが話す。

「・・懐かしいな」

名前を聞き、ぽつりとリオンが呟く。

「あー、たしかガキん時に行ったことあるんだったよな?」

「少しな?」

リオンはポケットから
1つのネックレスを取り出し
昔を思い出す。


それはまだ
リオンが5歳の時だった。

航海の途中
船の修理にアルディエヌに立ち寄ったときの事。

そこでリオンは
1人の少女と出会った