【改良版】.:*Distant memory.。.:*

「··まぁ··悪くねぇな」
とぽつりと呟き
落ちてしまったケーキを全て食べた。


その言葉にドキっとするミラ。
それは、あの時と同じ言葉だったからー··
2年前、はじめて食べた時と同じ言葉。

それを思い出し止まらない涙。


リオンはどうしていいかわからず
そっとミラの涙を手で拭う。

「泣くなって。···さっきのは俺が悪かった··」
ミラは小さく首を横に振る。


落ちてしまったケーキだけど
食べてもらえたことが嬉しかった。

「···まだ残ってるのか?これ」

「ん···」

「じゃああとでもらうわ。」
そういい、ミラの頭を
ポンと軽くなで
割れたお皿を持ち、部屋を出るリオン。

ほんの些細な行動でも
今のミラには
嬉しかった。