【改良版】.:*Distant memory.。.:*

その夜
船の甲板で
星のネックレスを眺めボーとするリオンの姿が。

(このまま、あいつの記憶が戻らなかったら…)

「なーに真剣な顔してんのよ。」

「なんでもねぇよ」

「ミラのことでしょ。まさかねー、あんたがほんとに本気になるなんてね?」
と、クスリと笑うラナ。

「…うるせぇよ。」

「まぁミラの事好きって気づいただけでも、あんたにしたらすごいわね」

「あのなぁ…。俺だって真剣に考えてんだよ。…ほんとに…このままでいいのか…」


リオンはミラが好きだと
大切な存在だと心から感じているが
ミラの記憶が戻ったときの事を
考えていた


「何言ってんの、あんたが始めたことじゃない。最初、ミラにあんなことしたの誰かしら?」