あの時、俺は何に怯えてたんだろう。





ただ、君を目の前にした途端。





思わず息が詰まった。






自分の存在がすごく怖かった。






「お前の恋は愛とかじゃないよ」





良く言われた。




でもそんなの自分の心に1番言われた。





ただのこだわり。






依存だって。






タバコやコーヒーと一緒。




何度も言われた。






「そうだよ。」





俺は一言そう言うと、いつも通りタバコの外側にだけ火をつけ、引きたてのコーヒーにミルクだけ入れる。