再び異世界?!─平凡聖女の育てた少年が、年上魔公爵になって貫く健気過ぎる激重純愛♡─


三人で到着した大広間の扉が開かれる。


大広間を目に入れた瞬間、

セーラが叫んだ。


「目!」

「め?」

「目がぁあああ!潰れるぅうう!!」

「せ、聖女様?!」


マオの腕の中で両目を塞いだセーラは混乱に陥った。


(なにこれぇ!石人間みんな、キラキラなんですけど!?)


石人間が全員発光していてあまりに眩しく、キラキラし過ぎていて、大広間は大発光だ。


(このキラキラ魔法は……

マオの魔法なんですけどぉお?!)


大混乱に陥るセーラの目が金色のキラキラにやられた。