再び異世界?!─平凡聖女の育てた少年が、年上魔公爵になって貫く健気過ぎる激重純愛♡─


小さな彼氏なんて呼ばれる、自分が育てている子から言われたいナンバーワンな台詞をもらってしまった。セーラはマオの金色猫毛をくしゃくしゃ撫でて微笑んだ。


「マオが大きくなって、もし、私と結婚したかったら、しようね!」


セーラに背中側から抱っこされたマオは、セーラの腕を抱き寄せてにこにこ笑った。あの豚スライス一歩手前事件以来、マオのことを魔王だと揶揄する人はいなくなった。


マオが自ら悪事を働くことはないと、皆がきちんとマオ自身を見てくれるようになったのだ。


マオが学校生活という人間社会に馴染み、マオを心から信頼し見守ってくれる召喚士のアイビンがいる。



もうきっと、

魔王の脅威なんてものはいない。

セーラは、確信した。



「セーラ、もう一個プレゼントさせて」

「まだあるの?すごい太っ腹!何?」

「約束を、贈りたいんだ」