正装に身を包み、夜の花畑の中で淡い光に照らされたマオは美しく高貴な少年になっていた。
セーラはマオが魔法で作った金色の薔薇を受け取って、その金色に負けないほど煌いて笑った。その笑顔をもらってマオも蕩ける笑顔になる。
「マオ、抱っこしてもいい?」
「もちろん」
精神面も安定してきたマオを、わざわざ膝の上に乗せたセーラはぎゅうぎゅう抱き締めて頬ずりして可愛がった。
「マオ、大好き!」
「僕もセーラ大好き」
12歳の身体ならば嫌がってもいい猫かわいがりようだが、マオは精神5歳なのでまだまだ抱っこしてもらいたい年頃だ。頬ずりし合って笑いあう。
セーラはマオを抱っこしたまま、淡い光に幻想的に照らされた花畑を見つめる。
「ずっと、マオとここで暮らしたいな」
「僕も、大きくなったら僕と結婚してね」
「うわぁああ世のママたちの夢かなっちゃったなぁあ」



