マオの手に連れられて、セーラは聖女屋敷の裏にある花畑にやってきた。
「セーラ、明かりつけるね」
透明化の魔法は解けて、マオが瞬きをすると今度は暗い花畑に淡くて優しい光が浮いた。
「そんなに色んな魔法を次々使って、マオは本当に天才!」
セーラに満点で褒められたマオは、素直に可愛く微笑む。
「セーラ座って!プレゼントあるんだ!」
「何なに?!嬉しい!」
花畑の中に設置されたベンチに二人で並んで座る。マオは上着から取り出したそれをセーラに手渡した。
「セーラ、この世界に来てくれてありがとう」
「えー!こちらこそありがとう!キラキラお花、マオの魔法で作ったの?」
「そうだよ、一生枯れない金色の薔薇」



