マオの脳内は自分の欲を満たしつつセーラのためにどうするかを考えてフル回転である。
マオはいつもセーラ、セーラ。
セーラはいつもマオ、いい子、いい子だ。
小さい頃から変わらない。
その愛の交換が、今や夫婦として循環している。
「マオだーいすき」
「もっと言って?」
「大好き大好き食べちゃいたい」
「僕も、セーラを全部食べたい。今夜も『雨』なんて言わせないからね」
「マオは本当に『雨』を止ませるのが上手だから、敵わないよ」
マオの手がセーラの後頭部を捕まえて優しく引き寄せると、二人の唇が引き合うように愛を繋ぎ合う。
甘いキスを食べ終わって微笑み合い、また光の中でまったりとお喋りをしてはマオの額をセーラが優しく撫でる。
「マオ、いい子だね」



