再び異世界?!─平凡聖女の育てた少年が、年上魔公爵になって貫く健気過ぎる激重純愛♡─



召喚士にはどうしてもなれなくて悔しかったと語っていたマオを、セーラは心に留めていた。


純潔と共に、神力をマオが受け取ってくれたら、マオの望みが全て叶う気がした。

セーラを想い続けてくれたマオに少しでもセーラがお返しできるものがあるなら、全部捧げたかった。


「セーラは僕の欲しいものを、全部くれるんだね」


マオがまた眉を下げて、シーツに包まれたセーラをシーツ越しに抱き締める。全てに満ちたその瞬間に、マオの中に確かにあった神力の形がスコンと消えたのを感じた。


(シーツのせい?神力が扱えるのはセーラの素肌に触れている間だけってことか)


マオはすぐに新たな力の正体を暴いていく。二人で服を着せ合いっこして支度を整えたころには、マオにはやるべきことが見えていた。


「セーラ、抱っこしてもいい?」

「もちろんいいいよ?」