召喚士にはどうしてもなれなくて悔しかったと語っていたマオを、セーラは心に留めていた。
純潔と共に、神力をマオが受け取ってくれたら、マオの望みが全て叶う気がした。
セーラを想い続けてくれたマオに少しでもセーラがお返しできるものがあるなら、全部捧げたかった。
「セーラは僕の欲しいものを、全部くれるんだね」
マオがまた眉を下げて、シーツに包まれたセーラをシーツ越しに抱き締める。全てに満ちたその瞬間に、マオの中に確かにあった神力の形がスコンと消えたのを感じた。
(シーツのせい?神力が扱えるのはセーラの素肌に触れている間だけってことか)
マオはすぐに新たな力の正体を暴いていく。二人で服を着せ合いっこして支度を整えたころには、マオにはやるべきことが見えていた。
「セーラ、抱っこしてもいい?」
「もちろんいいいよ?」



