再び異世界?!─平凡聖女の育てた少年が、年上魔公爵になって貫く健気過ぎる激重純愛♡─


セーラがだんだん顔を青くしてマオにぎゅうと抱き付いたので、マオがクスクス笑った。

嘘偽りない欲望のままのマオは外に出すには物騒過ぎた。

それをマオも自覚しているからこそ、強靭な理性を手にすることにしたのだ。


我慢ではなく、これは必要な手段なだけだ。我慢我慢などと言う殊勝な性質ではない。誰より強欲で狡猾で目的のためならなんでもできる。


「僕が欲しいのはいつだって、セーラの笑ってる姿だから」


愛するセーラの笑顔を守るために、理性という手段を用いている。それだけだ。

セーラの柔い体に素肌をすり寄せて、マオの顔がとろっとろに緩む。


「僕の眉が下がるのは大体、セーラを無茶苦茶にしてしまいたいくらい可愛い、って思ってるときだよ」

「そ、そうなの?」

「証明させて」