再び異世界?!─平凡聖女の育てた少年が、年上魔公爵になって貫く健気過ぎる激重純愛♡─


マオはセーラが一つ反応を返すたびに止まって微笑み、眉を下げる。

セーラはマオの顔に手を伸ばして眉につんつんと触れる。


「どうしていつも何か我慢して笑うの?」

「んー」


マオが珍しく少し考えてから、セーラがマオの頬を撫でるのを受け入れ、感じ入った。


「セーラに笑ってて欲しいから」

「でもマオはいっぱい一人で我慢してきたでしょ?私はもうマオに我慢して欲しくないんだけど」

「僕の聖女はどこまでも慈愛に満ちてるね。でもね、僕はセーラが思う以上にずっと強欲だから、我慢しなくなったらセーラが壊れるのがわかってるんだ」

「壊れたりしないよ?」