デュオは無表情を張り付けて、召喚の間の重々しいドアを丁寧に開けた。
するとそこには、正式な花嫁衣装としての白いドレスを纏ったセーラが立っていた。
綺麗にまとめられた艶やかな黒髪が、うなじを大胆に魅せて大人の色香を醸し出している。ストンとした胸が細身のドレスで綺麗に引き立つ。セーラのドレス姿に一瞬で金色の瞳が持っていかれた。
外は豪雨で真っ暗だが、狭い召喚の間の中にはビンビンの魔法で煌びやかな光がたくさん灯されている。
キラキラの魔法がかかったかのようなセーラが光の真ん中で笑った。
「マオ」
セーラの尊い声が召喚の間の高い天井に響いて、釘付けにされる。美しい姿に魅せられて一瞬固まったマオに、セーラが白いドレスを靡かせて走り寄った。
「どう?驚いた?」
「驚いたよ、セーラ。すごく綺麗だ。ドアの向こうはもうこの世じゃないのかと思ったくらいだよ」
「マオったら、今日も魔王ジョークが冴えわたってるー!」



