表では人助け魔公爵としての信頼を得て、裏では人知れず石化魔王として暗躍した。ものすごく長い時間をかけた、たった一人の遠回り。 それがどんなに強く、美しく、健気な意志のもとにあった行動なのか、どうしてわからないのか。 魔王として生まれただけで悪だと決めつけられるハンデを背負ったマオが、人を怯えさせないように考えて動き続けていたのが、どうしてわからないのか。 「マオは何があっても、 ずっとずっと、 いい子だっただけなのに!!」