魔王が大地から生まれることは、学校の教科書に載っているほど基本的な知識だ。 それを知識としてだけ捕えていたビンビンは、マオにそんな能力があるなんて想像しなかった。 でもセーラはそこにたどり着いた。 セーラはマオを常に信じる立場に立ち続け、ビンビンはマオを疑い続けた。 同じ情報を前にして、見方が違えば結論が変わる。 何をバカなことをと聞く耳を持たない貴族たちがため息をつき始めた時。 王城が揺れた。