「つい口で出ちゃうイヤは、置いとくのね」
「だってセーラってすぐイヤって言いそう。そのたびに止まってたら進めなくて、僕が先に発狂しちゃうよ?」
「豚ぬいぐるみを殴りに行かなくちゃいけなくなるね」
「さすがセーラ、僕のことよくわかってる」
二人で額をくっつけてクスクスそれねって笑って、マオが何度も頬にキスを繰り返すとカチカチだったセーラの身体からも力が抜ける。セーラは緊張する気持ちを解されて自分からもマオの頬に触れてみた。
マオが一瞬金色の瞳を見開いたかと思うと朗らかに笑うのがとても可愛かった。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…