この土壇場で日和るセーラに、マオの猛った気持ちがふっとガス抜きされる。マオの肩から力がぬけて、柔い頬にちゅっと可愛いキスをするとそれだけでセーラの肩がピクンと跳ねる。それがまた、愛しかった。
「じゃあ、つい口に出ちゃうイヤ、は美味しく食べて進みたいから、本気でもう離れて欲しいっていう時だけ違う言葉決めてもいい?」
マオは猛々しい欲にきちんと手綱を引いて、セーラの要望に応えるためにストップワードの設定を提案する。
100年の恋を温めてきた男である。理性がどこまでも狂人だ。
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