再び異世界?!─平凡聖女の育てた少年が、年上魔公爵になって貫く健気過ぎる激重純愛♡─


人と深くかかわるのが怖くなったセーラは

赤ちゃんのマオと出会って、心を動かされた。


生きてきた意味をもらった。


「僕に愛されて、僕に存分に甘えてね」


セーラが怯えて無意識に避けてきた人との深い関係を、マオがくれた。

セーラの人生で情熱を傾けたいと思った唯一の相手。それがマオだ。


「セーラ大丈夫だよ。僕は雷なんかでいなくなったりしない」


月日がたち、子どもみたいに怯えるセーラを抱き締めて守ってくれるほどマオは大人になった。


「セーラじゃないと僕は殺せないんだ。それはとっても安心でしょ?」