ビンビンを自室へと紳士に送り届けたデュオは、マオの執務室を訪れる。
マオもセーラとほっぺちゅうしたあと、紳士に部屋に送り届けた。その後、深夜の会合のために執務室に移動していた。
純潔を奪ってはいけない聖女と召喚士への想いを焦がす二人は、共鳴し合える部分が多々あった。一緒に悪事を働くには素晴らしいパートナーなのだ。
デュオが執務室を訪れると、今日も義父が荒れ狂っていた。
「セーラ可愛い!すぐ抱きたい!もう無理もう無理、待ちの策略は本当にキツいからもうムリだって!だって全部可愛いし、ほっぺキスしてとかおねだりされてなんで止まれたの逆に僕すごくない?!あぁああ抱きたいぃいい!!」
豚ぬいぐるみがメッタ殴りの刑に処されて、10回ほど粉砕と再生を繰り返すまで、デュオはため息をつきつつ待ち続けた。
(気持ちは、お察ししますが。聖女様にこの地獄絵図をぜひ見ていただきたいです)



