再び異世界?!─平凡聖女の育てた少年が、年上魔公爵になって貫く健気過ぎる激重純愛♡─



魔王は大地の悪意を吸って生まれてくると、この国では生まれてすぐに教えられる。魔王は悪であると思考回路の根元に刷り込まれているのだ。


「表では魔公爵として信頼を築きつつ、裏では人を石にし続けてきた。もしそんなこをと続けてきたとしたら、極悪ですよ」


まっすぐに正義を語る美しい彼女の瞳に、デュオは思わず魅入られる。

ビンビンだけに見せるうっとりした笑顔が零れた。


「証拠が必要ですね」

「探そうと思います。デュオ様も、協力してくださいますか?」

「もちろん、愛する貴女の望みなら尽くしましょう」


ビンビンの手を取って忠誠のキスをするデュオは、気高い召喚士の彼女を愛しながらも腹の中で微笑んだ。


(私の気高い召喚士はやはり、気づいてしまいましたね。

マオ様にご報告を)


義息子デュオは、石化魔王の右腕だ。