マオとセーラが部屋で初めてほっぺちゅうしてる間に、義息子のデュオとビンビンもひっそり逢引をしていた。
以前、セーラに見つかってしまった聖女屋敷最上階の端っこの小さな部屋でビンビンはデュオに壁に押し付けられる。
「ビンビン様、今日眼鏡はどうしましたか?」
「あ、そのうっかり忘れてしまって」
「心配になるからずっとかけてて欲しいのですが」
「は、はい。ごめんなさい」
眼前に迫るデュオの赤茶色の目の奥に熱度の高い闇が見え隠れすることに、ビンビンは全く気付かない。だが、デュオはビンビンが思っているほど、真面目だけな男ではない。
壁際で挨拶代わりの舌を絡めるキスを頂いたビンビンは、くったりして腰が抜けそうだった。
召喚士である限り、一線を越えたりはしない。だが、デュオはビンビンが自らその線を越えたいと言って来る日を心待ちにして快楽を教え込んでいた。



