クスクス笑うマオの問いかけに小さく頷いたセーラだったが、ちょっと納得いかなかった。
「もっとちゅってサッて終わる一瞬のバードキスな予想だったんだけど、なんか斜め上違ったんだもん!」
「だもんカワイ」
「もうマオ!いちいち言葉尻とらないでよ!」
またむくれてプイッと子どもっぽい仕草を見せる聖女様に、マオは限界可愛いの向こう側に見たこともない宇宙が見える概念の開発が止まらなかった。
「もはやもっと思いっきり怒らせて、叱って、僕のこと蹴り飛ばして欲しいくらいの欲望は、いつもあるんだよね、僕」
「マオ変な癖に目覚めないで?!」
可愛い成分だけで構成されて、さらに限界可愛いの向こう側に存在するのが聖女なのかと、最近思い知らされている。
(セーラにほっぺキスしてもいい許可をもらってしまった……嬉し過ぎる)
100年夢想したセーラより、現実のセーラの柔らかさと温かさを備えた可愛い破壊力はすごい。マオは毎日セーラ大好きを更新し続けていた。



