二枚目を読み終えた衝撃に瞳孔が閉まらないマオが、セーラを素早く見つめるとセーラが逃げ出そうと身体を捻った。
「やっぱりそれ書いたとき、どうかしてた!やっぱりなし!」
マオは手紙を放り出して細い彼女を両腕の間から逃がさなかった。
「無理だよ、ダメ。大好き。キスしたい、キスするしか選択肢ないんだけどこれ。他に選択肢が存在しなくて確かにどうかしてる」
「だよね、自分で書いたけど恥ずかしい!」
「余裕でキスしたいから」
マオはセーラを抱きしめたままひょいと起き上がって、胡坐の上にセーラを横抱きに乗せてまじまじと顔を見つめた。真っ赤になって目を潤ませる姿が誘い受けそのものでそそる。
「こんな手紙くれたってことは、僕のこと嫌じゃないんだよね。絶対に男としてないってわけじゃないよね。むしろ、アリでしょ?」



