マオの夢の中だけで創造されていたセーラが現実にやってきて、側にいてくれると、ますますセーラは愛おしい。
(長所が短所だと思い込んでてどうかしてるところ、ダメで可愛い。すっごい可愛い。大好きで抱き潰してしまいたいって言ったら困るだろうな、まだ言えないよね)
マオが想像を膨らませて100年熟成した脳内セーラよりも、現実のセーラはずっと子どもっぽくて素直で愛い存在だ。
でも、夢想とリアルの間が埋まって行くのが嬉しい。
マオがもう限界可愛いとセーラを見つめると、指先が手紙の二枚目を教えた。マオがセーラを腹に乗せたまま二枚目を捲る。
『私のダメなところなんて書ききれないんだけど。
そんなダメ女でも好きなら……ほっぺにキスしてください』



