セーラがGOをくれて、マオは間髪入れずに細くて折れそうなセーラを抱き締めた。苦しくないように、優しくを努めながら、でも狂おしいくらいに強く抱いてみたい想いを押し込める。
焦がれ続けたセーラを胸に抱いて、マオは打ち震えた。
マオの手が小刻みに震えているのが肌に伝わる。
(マオは、そんなに震えるくらい、私が大事なの?)
もっと強く抱き締めて欲しいと思えるほど、マオの腕は優しかった。
部屋の冷たい床に寝転んで、二人で無言で抱き合った。
マオの腕は尊い彼女を抱き締める行為に震え、セーラの胸はマオの優しさに震えた。
「マオ、手紙読んでくれる?」
「今正直いっぱいいっぱいで余裕ないんだけど……」
「今、読んで欲しいの」
「セーラのおねだり可愛い」
「やっぱり手紙返して」
「ダメ」



