再び異世界?!─平凡聖女の育てた少年が、年上魔公爵になって貫く健気過ぎる激重純愛♡─


セーラがGOをくれて、マオは間髪入れずに細くて折れそうなセーラを抱き締めた。苦しくないように、優しくを努めながら、でも狂おしいくらいに強く抱いてみたい想いを押し込める。


焦がれ続けたセーラを胸に抱いて、マオは打ち震えた。

マオの手が小刻みに震えているのが肌に伝わる。


(マオは、そんなに震えるくらい、私が大事なの?)


もっと強く抱き締めて欲しいと思えるほど、マオの腕は優しかった。

部屋の冷たい床に寝転んで、二人で無言で抱き合った。

マオの腕は尊い彼女を抱き締める行為に震え、セーラの胸はマオの優しさに震えた。


「マオ、手紙読んでくれる?」

「今正直いっぱいいっぱいで余裕ないんだけど……」

「今、読んで欲しいの」

「セーラのおねだり可愛い」

「やっぱり手紙返して」

「ダメ」