ラブレターに吐露した心の叫びと、態度のギャップが激しい。
外ではきちんと大人をやっていても、部屋の中にボロクソの豚ぬいぐるみの残骸を置いているのがマオだ。
内心どれだけ荒くれていようとも、きちんと誠意で接してくれるところが、かっこいいじゃないか。
(マオに抱き締められたら、どんな気持ちがするの、かな)
紳士な態度で大人に成長した姿を見せ続けるマオに対して、セーラは逆に子どもみたいな好奇心に駆られてしまう。セーラを心から愛するマオに抱き締められるのは、一体どんな心地だろう。
「嫌じゃ、ないよ。し、して欲しい」



