一人きりになった自室のドアにもたれて、セーラはため息をついた。 男の力でいつでも奪えた純潔を奪わなかった。 セーラが尊く大事に扱われたのだという事実に、セーラはつい何度も胸が高鳴った。 マオが「私が育てた男の子」 ではなく、 初めて、きちんと「男」に見えた。