優しさの中に反省がにじみ出た笑みに、セーラは胸がコンコンと内側から音を立てる。 「僕はセーラが好きだよ。ずっと、100年もずっと、心から愛してる。だから、言い方が間違ってた。ただ純潔が欲しいんじゃない」 セーラはマオが欲しがるならパッと純潔なんて散らしてしまって、さっくり石人間を元に戻してしまえばいいと考えていた。それくらい、セーラにとって自分は価値がなかった。 だけど、そのやり方はマオの矜持を傷つけた。 「僕はセーラと、愛し合いたいんだ」