マオの大人の対応に、自分に価値がないなんてひねくれた物の言い方をしたセーラの方が子どものようだった。 上半身下着一枚のセーラをベッドの端に座らせて、マオはセーラに優しくシーツを被せた。 ローブのように頭の上からシーツを被って巻きつけたセーラの前に、マオが丁寧に跪く。 「セーラの純潔はとても尊いから、こんな形で奪っちゃいけないってよくわかった」 眉をハの字にしてしょげた猫みたいな顔で、またマオが微笑む。 「やり直させて」