再び異世界?!─平凡聖女の育てた少年が、年上魔公爵になって貫く健気過ぎる激重純愛♡─


マオが更生するために純潔が必要なら、喜んで差し出していいと自然に思えた。


セーラを押し倒したきり固まってしまったマオを押し返して起き上がり、セーラはベッドの上にぺたりと膝を折って座った。

マオもセーラの軽い力に従い起き上がり、ベッドの上に座って見つめ合う。


(私の純潔に大した価値なんてないからね!)


セーラは服を一枚脱ぎ捨てて、ムズムズする恥ずかしさを飲み込んでマオを見つめる。マオの喉仏を唾が通って、ごくりと動いた。


セーラはまた一枚上半身の服を脱ぎ捨てる。


異世界の下着、ブラジャーだけを身に着けたセーラの上半身が輝くように美しい。マオは何度も喉仏を上下に動かして生唾を飲む。


「いいよ、マオの好きにして」