それにしても――――祖母の葬儀で疲れていたとはいえ、変な夢を見た。
私が男の人になるとか、それもその男の人が鷹也だとか、ファンタジーじゃないんだからあり得ないって。
私は余計なことは考えずに、早々にベッドへ入ることにした。
その日はまた変な夢を見るのかと思われたが、全く夢など見ず、ひなに起こされるまでぐっすり眠ることができた。
◇ ◇ ◇
忌引き3日目。
私はいつも通り朝からひなを保育園に預け、祖母の遺品整理をすることにした。
役所関係の手続きは今日中に父がしてくれることになっていた。
祖母はきれい好きで常に身の回りの整理整頓を欠かさない人だったから、そんなに時間はかからないだろうと踏んでいた。
しかしそれは大間違いだった。
故人の大切なものを私が勝手に処分していいものなのだろうか、という根本的な問題に気づいたのだ。
どれをとっても大切な祖母の思い出だと思うと、手が止まってしまう。
そこで私は叔母にヘルプの電話を入れた。
叔母ならきっと私より思い切って整理してくれるだろうと期待して。
昼ご飯にお弁当を買って来てくれた叔母と、食べながら相談をする。
私が男の人になるとか、それもその男の人が鷹也だとか、ファンタジーじゃないんだからあり得ないって。
私は余計なことは考えずに、早々にベッドへ入ることにした。
その日はまた変な夢を見るのかと思われたが、全く夢など見ず、ひなに起こされるまでぐっすり眠ることができた。
◇ ◇ ◇
忌引き3日目。
私はいつも通り朝からひなを保育園に預け、祖母の遺品整理をすることにした。
役所関係の手続きは今日中に父がしてくれることになっていた。
祖母はきれい好きで常に身の回りの整理整頓を欠かさない人だったから、そんなに時間はかからないだろうと踏んでいた。
しかしそれは大間違いだった。
故人の大切なものを私が勝手に処分していいものなのだろうか、という根本的な問題に気づいたのだ。
どれをとっても大切な祖母の思い出だと思うと、手が止まってしまう。
そこで私は叔母にヘルプの電話を入れた。
叔母ならきっと私より思い切って整理してくれるだろうと期待して。
昼ご飯にお弁当を買って来てくれた叔母と、食べながら相談をする。



