「だから本人の気持ちを動かすことが一番大切なんだ。父は静子さんの願いを叶えるためのきっかけを作ろうとしたのだろう。二人が入れ替われば、お互いの今置かれている状況が分かる。誤解があって別れたとしても、ほんのちょっとのきっかけで会ってみようと思うかもしれない」
「あ……」
本当にその通りだ。
入れ替わって鷹也の現在を知っていなければ、三度目の入れ替わりの時に、いくら慌てていたとはいえ電話をかけたりしなかっただろう。
「入れ替わりが父による融通さんの御加護だとしても、その後二人が再会して結婚することになったのは、杏子ちゃんの意思と選択だよ。杏子ちゃん自身が幸せになりたいと思ったからだ」
「はい……」
私、幸せになりたかったんだ。
鷹也とひなと三人で幸せになりたかったんだ。
「杏子……」
鷹也が私の頭をポンポンと撫でてくれる。
幸せだなぁと思う。
きっかけをくれた入れ替わりに感謝だ。
融通さんの御加護に……。
「あ……」
本当にその通りだ。
入れ替わって鷹也の現在を知っていなければ、三度目の入れ替わりの時に、いくら慌てていたとはいえ電話をかけたりしなかっただろう。
「入れ替わりが父による融通さんの御加護だとしても、その後二人が再会して結婚することになったのは、杏子ちゃんの意思と選択だよ。杏子ちゃん自身が幸せになりたいと思ったからだ」
「はい……」
私、幸せになりたかったんだ。
鷹也とひなと三人で幸せになりたかったんだ。
「杏子……」
鷹也が私の頭をポンポンと撫でてくれる。
幸せだなぁと思う。
きっかけをくれた入れ替わりに感謝だ。
融通さんの御加護に……。



