元カレと再会ワンナイトで愛を孕んだので内緒の出産をしましたが入れ替わったらバレました

 ひなの保育園での話をしながら和やかにお茶をしていると、お義母さんが突然言った。

「ところで、こんなことを聞くのはどうかと思うんだけど」
「はい?」
「杏子ちゃんは鷹也と結婚していいの?」
「え」
「母さん!? 何言ってるんだよ!」

 鷹也が慌てている。
 たしかにこの流れでぶっ飛んだ質問だ。

「そ、そうだぞ。やっと鷹也が結婚して、しかも念願の孫に恵まれたというのに、お前は何を――」
「だって、鷹也は4年も放ったらかしにしていたのよ? そんなことされて、普通なら愛想を尽かさない?」
「お、俺は放ったらかしにしていたわけじゃなくて……」
「今は結婚にこだわらなくてもよくなってきているじゃない? 立派に子育てして、資格を持ってちゃんとお仕事もして、人によってはいいとこ取りにも見えるわ。面倒な結婚という枠に縛られなくてもいいんだから」

 ああ、わかった。お義母さんの言いたいこと……。

「私は……結婚したいと思っています。鷹也と別れたのは嫌いになったからではありません。光希さんがいると思ったからです。何もなければ別れたりしませんでした。今は……再会して、改めて鷹也を愛していると思いました。プロポーズされて嬉しかった。だから鷹也と結婚したいと思っています。結婚して、ひなと三人で暮らしたいです」