元カレと再会ワンナイトで愛を孕んだので内緒の出産をしましたが入れ替わったらバレました

「さあ、食べようか」
「ベーコンエッグトーストか。美味そうだ」
「コーヒーでいい?」
「ああ」
「ひなはオレンジジュースね」
「うん……」

 まだ考え事をしているようだ。どうしても気になるらしい。
 
「杏子、美味いよ」
「焼いてのせただけよ」
「ママ、あのね……」
「ん? ひなどうしたの?」
「あのね、りょうくんはパパとおめめがにているんだって。ゆなちゃんはパパとふわふわのかみがにているんだって。ひなはね、おじちゃんとふくみみがにているの」
「うん……そうだね」
「おじちゃんはひなのパパなの?」

 ひな……! 
 正解です!
 うちの子、賢すぎるんですけど!

 鷹也が食べていたパンをお皿に置いた。
 そして私を見る。
 私はただ頷いた。

「ひな、おじちゃんの名前は森勢鷹也といいます。おじちゃんが……ひなのパパです」
「……パパ?」
「うん……ごめんな。今までひなの傍にいられなくて」
「ママ、おじちゃんがパパなの?」
「……そうよ。鷹也がひなのパパなの。パパはずっとアメリカにいたの」
「あめりか?」
「遠い外国よ。お仕事でね、ひなが生まれる前にアメリカに行ってしまったの」
「おしごと……。そっか、おしごとだったんだ」
「杏子――」

 鷹也がそれ以上のことを話そうとしたが、私はそっと首を振った。