「おまたせー! レジが混んでいて遅くなっちゃった」
振り返ると、そこに俺の妹の千鶴がいた。
「ち、千鶴!? どうしてお前が――」
「え? 杏子ちゃん……? どうしたの?」
「あ、いやっ……」
マズイ。今の俺は杏子だった。
でもなぜ千鶴がここに……?
さっきのちーちゃんって、千鶴の事だったのか?
「ちーちゃんそれなに?」
「あっ、はい。これひなちゃんに」
「あー! ホウちゃんだ! これ、ひなの?」
「うん。だだからプレゼントなんだって」
「わー! だだ、ありがとうー!」
「あ、ああ……ホッキョクグマ可愛かったな。ひなとママみたいだったな……」
ひながシロクマと思われる小さなぬいぐるみを抱きしめてスリスリしている。
「可愛い……」
ハッ……!
スリスリしているひなが可愛いくて思わず呟いてしまった。
旦那は相変わらず、走ってきた俺の事を睨んでいる。かなり不審に思っているようだ。
旦那の視線の先が気になったのだろう。
千鶴が俺(杏子)の存在に気づいた。
「お兄ちゃん!! どうしてお兄ちゃんがここにいるの……?」
「お、お兄ちゃん?」
「……? ちーちゃんのおにいちゃん?」
入れ替わりだけでもどう収拾するかと思っていたところに、なぜ千鶴まで。
なぜ旦那と千鶴がひなと動物園に?
……カオスだ。
――――――そう思った瞬間、意識が霞んだ。
◇ ◇ ◇
振り返ると、そこに俺の妹の千鶴がいた。
「ち、千鶴!? どうしてお前が――」
「え? 杏子ちゃん……? どうしたの?」
「あ、いやっ……」
マズイ。今の俺は杏子だった。
でもなぜ千鶴がここに……?
さっきのちーちゃんって、千鶴の事だったのか?
「ちーちゃんそれなに?」
「あっ、はい。これひなちゃんに」
「あー! ホウちゃんだ! これ、ひなの?」
「うん。だだからプレゼントなんだって」
「わー! だだ、ありがとうー!」
「あ、ああ……ホッキョクグマ可愛かったな。ひなとママみたいだったな……」
ひながシロクマと思われる小さなぬいぐるみを抱きしめてスリスリしている。
「可愛い……」
ハッ……!
スリスリしているひなが可愛いくて思わず呟いてしまった。
旦那は相変わらず、走ってきた俺の事を睨んでいる。かなり不審に思っているようだ。
旦那の視線の先が気になったのだろう。
千鶴が俺(杏子)の存在に気づいた。
「お兄ちゃん!! どうしてお兄ちゃんがここにいるの……?」
「お、お兄ちゃん?」
「……? ちーちゃんのおにいちゃん?」
入れ替わりだけでもどう収拾するかと思っていたところに、なぜ千鶴まで。
なぜ旦那と千鶴がひなと動物園に?
……カオスだ。
――――――そう思った瞬間、意識が霞んだ。
◇ ◇ ◇



