過去の扉と今の扉

私は、飲まず食わず。

だけど、このままだとダメないことぐらい分かっていた。

だけど、何もする気にも慣れたなかった。

自分は、子供を育てたらいけない人間。

そう言い聞かせていた。

何ヶ月か月日が経った。

私には、新たな命が宿っていた。

相手は、一緒に住んでる人。

今度こそ、この子を産んで育てるって思ってた反面、育てたらダメな人間。

また美優と同じになると、思っていた。

だけど、今回は、美優より残酷だった。

妊娠7ヶ月経った。

私のお腹は、もう大きく大樹がお腹を蹴ってるのも分かる。

「なぁ、違う病院探したから行くぞ」

「えっ?」

私は、違う病院へ連れていかれた。

そして、診察をして先生が人工中絶の書類を出てきた。

「これは?」

「人工中絶の同意書です」

私は、頭が真っ白になった。

何を言ってるか、分からなかった。

彼は、スラスラと名前を書いて

先生は、中絶手術の、説明をしていた。

けど、頭に入って来なかった。