唯一の血である私はご主人様から今日も愛を囁かれています

☆   ☆   ☆


「……雨、様」


「ん〜」


雷雨(らいう)様、いい加減起きてください。いつまで寝てるんですか?」


「ぎゃああああ!灰になる〜!!」 


勢いよくカーテンを開けられ、俺は命の危険を感じ、叫んだ。


「とっくに日は沈んでます」


「冗談だって。今のは雪璃をからかっただけ」


「本気で死にそうな声出してましたけど」


「そ、そんなことないし。それよりもこっち来いよ」


「なんですか?……きゃっ!?」


「お前は俺の恋人なんだから。俺が必要になったら血の一滴くらい寄越せよ」


「一滴と言わず、いっぱいあげる」


「……!」


「雷雨様になら、何をされたって嬉しいから」


「俺のためになんでもしてくれるって?」


「そんなことは言ってない!」


「いてっ」


恥ずかしさからなのか雪璃は俺の頭を軽く叩く。